聖心女子学院


制服概要

http://www.tky-sacred-heart.ed.jp/17_seihuku.html

<聖心女子学院公式サイトより>

聖心女子学院は初等科・中等科・高等科の12年間、4-4-4制からなる一貫校である。校内では、ファーストステージ(1~4年)、セカンドステージ(5~8年)、サードステージ(9~12年)に分けており、収容定員は順に720名、360名、360名としている。

制服は1960(昭和35)年に制定されたもの。初等科生のものと中等・高等科生用のものに分かれ、イメージは統一されているが、デザインが細部で異なる。初等科生の制服はマドモアゼルというブティックで購入、中等・高等科生の制服は三越百貨店で購入する。

中等・高等科生用の制服は、途中でサイズ変更しなければ6年間着用するので、卒業時の制服の傷みぐあいもかなり酷いものがある。

札幌聖心女子学院、不二聖心女子学院(静岡県)、小林聖心女子学院(兵庫県)は系列校で、それぞれ似たイメージの制服を採用している。


校章

校章バッジは、冬服は襟に、夏服は胸元に装着する。制服は初等科から中等科へ進むときに変わるが、校章は12年間変わらず、同じものを付ける。

「校章のまわりを縁どっているのは百合の花で、清らかさを象徴しています。どんな状況にあっても、神から与えられた、また、神に属する清純さを保ちつつ、さらに成長していきます。百合の花の上には聖体が形どられ、神の愛に養われて成長し、互いに結ばれて共同体を作っていくことを意味しています。中央の文字は東京聖心の頭文字です。」(学院ブログ2020.05.01

より引用)

聖心女子学院校章


制服スラックス追加

1960年に制定されたスカート、ベスト、ブレザー、ブラウス、ワンピースに加え、2021年からは生徒会・児童会の発案により実現したスラックスを着用できるようになった。寒い季節にはオーバーコートを着用する。


聖心女子学院 冬服

上着とベスト、プリーツスカート、白いブラウスがセットで、リボンやスカーフの類は付けない。全体的に青緑色のイメージの制服。上着は総裏で、スカートにも裏地が付いているが、上下ともに裏地の生地質は光沢があまり無く、マット地である。

上着は細かなチェック柄で一見すると汚れが目立ちにくいように思えるだろうが、油断すると全体的に黒ずみのような汚れが付いてくる。

スカートの表地はカシドス系なので、中高一貫で長年穿くと、いかに手入れしようともテカリがかなり目立ってしまう。対策としては、少なくとも2~3着を購入して使いまわすのがよい。


画像協力(上4点):Charlotte_y





画像(上6点):制服市場 mari



聖心女子学院 盛夏服

聖心の夏と言えば涼やかなワンピース制服だ。

盛夏服は文字通り一番暑い時期に着用する夏服で、上下繋がったワンピースタイプである。ウエストには芯の入ったベルトを締める。裏地は、すべりのよいレーヨン生地がスカート部のみに付いている。

中高一貫校だと、ひどい汚れや傷みがないかぎり、着られなくなるまで着続けられる。盛夏服は汗で汚れやすく、基本的に毎日着替えることになるので、一般家庭では2~3着を購入する家庭もある。ただ、盛夏服は着用が義務ではなく、スカートと半袖ブラウスで夏を過ごす生徒も少なくないようだ。



聖心女子学院みこころ会

みこころ会は同学院の同窓会で、1917年、第3回生の卒業のときに創立され、2017年に創立100周年を迎えた。会員数は2017年時点で7,200余名である。

聖心女子学院には小林聖心など地方にも姉妹校があるが、たとえば小林聖心には小林みこころ会があるなど、学校単位でみこころ会という名称を用いて組織されている。

各校の「みこころ会」では年間を通じて様々な行事が行われているが、他校の同窓会と異なるのは、聖心女子学院設立者の所属する聖心会を中心とした、カトリックのイベントが多いことであろう。そんな中で注目したいのは、卒業生の制服リユースをみこころ会が行っているという点だ。不定期ではあるが、まだ十分に使える制服たちに活躍の場を与えてくださる貴重な行いである。