軍隊

一つの軍隊、たとえば米国陸軍で採用されている軍服(ユニフォーム)には大きく分けて3種類ある。

1) Combat Uniform(戦闘服)

2) Service Uniform(サービスユニフォーム/サービスドレス/勤務服)

3) Physical Fitness Uniform(トレーニングウエア)

 

ここでは主に日米の制服、特に2)について述べることとする。サービスユニフォーム/ドレスは通常勤務時に着用する軍服で、どの国もスーツ型を採用している。陸(Army)・海(Navy)・空(Air Force)で色やデザインが異なり、それぞれに夏服・冬服の区別がある。アイテムとしては、上着とスカートまたはスラックスを着用し、上着の中にはブラウスを着て、ネクタイを締める。夏冬ともに制帽もある。

冬服の上着やスカートには、軍服とはいえ肉厚でツルツルした裏地が張られていて侮れない。

夏服は、上下とも表地が白一色であることが多く、特に白い上着やスカートは爽やかで新鮮だ。

 

一般的には、上着の袖の肩あたりや袖周りに階級を示すエンブレムやラインなどが入り、左胸に略綬と呼ばれる勲章の受賞歴を示すためのリボンをつける。リボンといっても金属製のレールにはめ込むので、硬い材質で補強されている。正式な場に出る場合は、勲章そのものを着けることになっている。

上着の装飾は、下士官、士官、将官と階級が上がるにつれて豪華になるのが普通である。制帽も下士官用と士官以上、将官用などで分かれていることが多い。

 

勤務服とは別に、メスドレスと呼ばれる礼装もある。上着はショートジャケットで、スカートは床を擦るほどのロング丈が用いられる。このタイプは第2礼装で、第1礼装は本格的な光沢のあるドレスが着用される。


海上自衛隊 黒スーツA型



米国陸軍

制作中


米国海軍

制作中


米国空軍

制作中


米国海兵隊

制作中


韓国陸軍

韓国陸軍の尉官級女性用制帽



ロシア連邦警護庁(FSO)勤務服

濃紺の上着と後ろ裾ベントのAラインスカート。ブラウスは水色で黒いリボンタイをつける。制帽は青色でバッジつき。

裏地は、上着が総裏、スカートにも同様の裏地が付く。



英国陸軍 下士官 婦人礼装 ロングドレス+ジャケット

赤いスペンサージャケットに、タフタ生地の長袖ロングドレス。ジャケットは総裏。

ロングドレスは表地は強い光沢があり、光が当たるとよく輝く。裏地は袖以外の部分に裾まで付いている。ウエスト部にはカマーバンド風の赤い布がアクセントで付いている。開閉は背中ジッパーによる。



紹介動画









自衛隊コンサート






米軍コンサート





北朝鮮軍コンサート



パレード

婦人部隊もサービスユニフォーム姿で威勢よく行進する。

特に共産圏のパレードでは、脚を大きく、勢いよく蹴りだすので、制服のタイトスカートは千切れんばかりに激しく引っ張られる。


動画:時事通信社



ステージ衣装

軍服そのもの、またはそれに似せた制服を着てステージに立つ女性たちの動画を集めてみた。