映画


洋画『RoboCop』

1987年、米国映画。

ロボコップが、暴漢に羽交い絞めにされた女性を助けるシーン。ロボコップは躊躇いも無く暴漢の股間を銃で撃ち抜く瞬間はドキリとさせられる。人質になっている女性のスカート越しに、正面から一発発射して制圧するのだが、スカートには思い切り穴が開けられてしまう。

ロックオンされたとき、スカートはまさかと思っただろう。撃たれた瞬間、スカートの裾が少し跳ね上がるのもリアルだ。スカートにとっては一大事なのに、淡々と事務的に進んでいく様子に胸が痛む。

画像:UPROXX

https://uproxx.com/filmdrunk/robocop-retrospective-30/



洋画『Mannequin』

1987年、米国映画。マネキンが生身の女性になるという洋画。終盤で裁断機に衣装をつけたままのマネキンが投げ込まれていく。大きな刃物に砕かれていく衣装が哀れだ。「もったいない」と思った人はいるかもしれないが、衣装が「可哀想」だと想って見ていた人はいるのだろうか。



洋画『Commando』

1985年、米国映画。アーノルド・シュワルツェネッガー主演。

誘拐された娘を助けに行くというストーリーで、たまたまであった若い女性シンディを無理やりパートナーにする。シンディは航空会社のCAで、ずっとスーツ型の青い制服を着ている。

終盤で、主人公が悪漢とモーテルの部屋で格闘するシーンがあるのだが、ベッドの上にこのCAが脱ぎ捨てた制服の上着が置いてあって、その上で乱闘があったりするので、上着は怖い思いをしたであろう。

また、最後のシーンでは、海の中を走ってきた彼女の制服のスカートの裾がびしょぬれになっていた。

画像:好きな俳優、今日の一枚

https://loveactors.exblog.jp/10551532/



洋画『Pierrot Le Fou』

1965年、フランス・イタリア合作映画。アンナ・カリーナ、ジャン=ポール・ベルモンド主演。

主人公の男性フェルディナンを白状させるために、ギャングは水責めの拷問を加えるが、その拷問に昔の愛人女性マリアンヌが着ていた赤いワンピースが使われる。

部屋に脱ぎ置かれていたマリアンヌのワンピースをフェルディナンの頭に被せ、水を掛けて締め上げるというもの。ワンピースは男の頭を包まされ、水を掛けられて何度も搾り上げられる。

そののち、フェルディナンはギャングをナイフで刺し殺すが、ナイフの血や汚れた手を同じワンピースで拭い取るのだった。



洋画『Mr.&Mrs.Smith』

2005年、米国映画。アンジェリーナ・ジョリー、ブラッド・ピット主演。

黒のロングコートを着たジェニーが、ホテルの高層階からバッグに仕込んでいたリール式のワイヤーを使って降下してくる。そのとき、コートの裾が思い切り捲れ上がり、派手な光沢裏地がさらけ出される。

このあと部屋に戻ったジェニーは、歩きながらコートを後ろに投げ落とすのだ。コートはそのまま床に崩れ落ちたまま放置される。

 

画像:シネマ洞 Kagome's Cinema

http://blog.livedoor.jp/kagome_2005/archives/50434779.html



映画『Supergirl』

1984年、米国映画。ヘレン・ヘイスターという女優が、スーパーマンのいとこで、同じように超能力を持つスーパーガールを演じた。赤いマントが奔放に翻され、戦うシーンなどでは散々な目に遭う。

ドラマ版も多数作られ、またあらためて映画化される予定もあるらしい。撮影用に何枚ものマントが消費されていることだろう。

https://www.celebritywotnot.com/filming/supergirl-fights-superman-season-finale-2x20/


邦画『バトル・ロワイヤル』

2000年、日本映画。シリーズ制作化。無人島に連れてこられた中学生たちがお互いに殺し合うというストーリー。生徒たちはみな白いブラウスにベージュの上着とスカートという制服冬服姿で戦い、殺し合うので、たくさんの制服がドロドロ、血糊べったりで、ボロボロにされていく。

映画は過激なシーンが多すぎるという理由で規制が掛かったり上映中止になったりしているが、そこで使われた制服たちは相当悲惨な目に遭ったことだろう。

↑画像:シネマトゥデイ

https://www.cinematoday.jp/news/N0027368

↑画像:孤独的自由冒険記

https://blogs.yahoo.co.jp/claude_lorrain79/12694445.html

 


邦画『伝染歌』

2007年、日本映画。歌えば死ぬという呪いの歌「伝染歌」が引き起こす恐怖を描いた都市伝説ホラー。

ベストにチェック柄のプリーツスカートという制服の合服を着た女子たちが、血を吐いて死んでいくので、制服は血まみれにされていく。特に白いブラウスが真っ赤に染まるのは衝撃的だ。

血まみれになった制服姿で地面を這い回るシーンもあって、制服は散々な目に遭う。

メイキング映像では、血糊を口に含んで、容赦なく制服に垂らす様子が見える。同時に、見栄え良くするために、アシスタントがブラウスなどに血糊を垂らしていく。みんな笑顔なのが気になる。

 

試写会では、撮影に使われてどろどろボロボロにされた哀れな制服たちが、ロビーの床に放り出されていたようだ。プロモーションにまで駆り出されたあと、この制服たちがどうなったのか気になるところである。

↑画像:シネマトゥデイ

https://www.cinematoday.jp/interview/A0001478

↑画像:映画なひとりごと

http://moviejudy.blog80.fc2.com/blog-entry-72.html


邦画『リアル鬼ごっこ』

2015年、日本映画。トリンドル玲奈ほか主演(2015劇場版)、R15+。

世のなかのあらゆるものがすべて「鬼ごっこの鬼」で、それらから女子高生たちが逃げ惑うというストーリーだ。JK(女子高生)に恨みでもあるのかというほど女子高生が追い回され、次々と殺されていく。しかも突風(かまいたち)に体を切り裂かれたり、銃器を乱射されたりして惨殺される。制服姿の女子高生たちが走り回ったり、血まみれになったり、水に浸かったり。過剰ともいえるグロテスクな演出で、制服もたいへんだっただろう。

血まみれの制服姿をいっそう鮮やかに見せるため、いつも犠牲になるのは中間服の白いセーラー服やブラウス、カーディガンたちだ。

なお、『リアル鬼ごっこ』という小説があり、それを映画化した作品が5作あるが、2015年公開の本作品(園子温監督)はそれらとは一線を画しており、同名小説とは全く異なるストーリー展開である。原作小説は「佐藤」姓を減らすというものだったが、本作品では意味もなく「JK」を減らす物語になっている。ということは同時に女子高生の制服も減らされるということか。ともあれ、生徒が女子のみという点は評価できる(笑)。

↑画像:BiBi star

https://bibi-star.jp/posts/2977

↑画像:BiBi star

https://bibi-star.jp/posts/2977

↑画像:BiBi star

https://bibi-star.jp/posts/2977

↑画像:映画.com

2015/04/26に幕張メッセで開催された映画ヒット祈願イベントに、ヒロイン3名が撮影に使った衣装として制服の展示があったが、正確には今までのイベントやインタビューなど平穏な環境で使われたものだろう。いずれにせよ、これらの衣装は惨殺を免れた幸運な制服たちだ。

↑画像:映画ナタリー


邦画『東京無国籍少女』

2015年、日本映画。清野菜名主演のサスペンス。

主人公の藍は芸術の才能を妬まれ、同級生から激しいいじめを受ける。そんなある日、武装集団に襲撃され、壮絶な戦いが始まるというストーリー。

白いブラウスにジャンパースカートという制服スタイルが散々な目に遭わされる。

苛めシーンでは、頭から水を掛けられたり、トイレのデッキブラシを擦りつけられたり。

そして、戦闘シーンになると激しいアクションの繰り返しに付き合わねばならず、当然、血まみれにされていくのだ。

↑画像:東京無国籍少女公式サイト

http://mukokuseki-movie.com/

↑画像:FASHION PRESS

https://www.fashion-press.net/movies/21619


邦画『旅猫リポート』

2018年、日本映画。死期が迫る30代男性サトル(福士蒼汰)が、飼い猫の引き取り手を探しながら旅する物語。

回想シーンで、高校生のサトルが川の中州に取り残された犬を助けようとしているところで、同級生の千佳子(広瀬アリス)が通りがかる。千佳子は紺のブレザーにグレーのボックスプリーツスカートの制服を着ている。

サトルはなんとか犬を取り押さえるも、激しく暴れて逃げようとする犬にてこずる。そのとき、千佳子は川岸に駆け寄り、着ていたブレザーを乱暴に脱ぐと、「犬の頭に被せるのよ」とサトル目掛けて放り投げる。ブレザーを受け取ったサトルは、ずぶ濡れの犬の身体を躊躇なくブレザーで包み込むのである。

ブレザーが脱がれるとき、紺色のツルツルした裏地が輝いて見えたが、次のシーンでは、水に濡れて毛がヨレヨレになった汚らしい犬を包まされる。あの綺麗な裏地は犬の身体で濡らされ汚されてしまうのだった。

↑画像:シネマトゥディ

https://www.cinematoday.jp/news/N0103515


邦画『ちはやふる』

2016年に『ちはやふる-上の句-』と『ちはやふる-下の句-』が2部作として、2018年に『ちはやふる-結び-』が完結編として公開された。広瀬すず主演で、競技かるたを題材とした少女漫画の実写版である。競技かるたでは、女性は振袖に袴姿といういでたちで臨むが、かるたとはいえ動きは一瞬で激しいものがある。振袖の袖や袴が奔放に揺らされる。たすきで締められている振袖も萌える。高校生の設定なので、ブレザー制服姿も楽しめる。何と言ってもすずちゃんが可愛い。


↓『-下の句-』で実際に使われた衣装が、展示されていた。すずちゃんの身体を包んでいたものである。欲しい(笑)。



邦画『ダンスウイズミー』

2019年公開の日本映画。今をときめく三吉彩花主演。有名企業で働く鈴木綾香(三吉彩花)はミュージカルが嫌いだったが、催眠術師に術を掛けられ、音楽を聴くと自分の感情をミュージカルのごとく、歌とダンスで表現するようになってしまう。そのせいでまともな日常生活を送ることすらできなくなり、逃亡した催眠術師を探す旅に出るというコメディタッチの作品である。

ストーリーの中で随所にダンスを踊るシーンがあり、フレアなスカートなどが激しく揺らされたり、ひっくり返されたりと過酷な環境にさらされている。




邦画『はいからさんが通る』

1987年公開の日本映画。南野陽子主演。

時代は大正。「はいからさん」こと花村紅緒は、はねっ帰りのじゃじゃ馬で、年頃の娘なのに男勝で大暴れするコメディタッチの物語である。女学生の着物と袴姿であるにもかかわらず、当時の女性像とは正反対の様子で、奔放に動き回っている。