フィギュアスケート

ウエスト周りで揺れるスカート状の衣装。

特に、アイスダンスで用いられるドレスのような衣装。

転倒したときの衝撃や氷の冷たさ、濡れと傷。選手のせいで痛い目に遭う。

エキシビジョンで激しい動きに耐えなければならないドレスやスカート。

演出で氷上に放置される衣装。


メドベージェワ(ロシア)

2017年の世界フィギュア国別対抗戦のエキシビションで披露されたセーラームーン。

氷上に横たわるシーンから始まる。一瞬だが、衣装に冷たい水が染み込んだかもしれない。やがて、日常生活では経験することのないスピードで走り回られ、異常なほどの高速回転を味わう。

そして、中盤で上着が剥ぎ取られ、スカートも引き剥がされて氷上の投げ捨てられる。落とされた衣装は冷たい氷の上に放置されたまま。

画像:NHK、exciteニュース、朝日新聞デジタルほか






本田真凛(日本)

JALのCA制服風の衣装。

画像:Sankei.net

画像:ディリースポーツ

画像:デイリースポーツ



曾根美樹(日本)

「大奥」をテーマにしたために、打掛風の衣装を使っている。ふつうこの手の衣装はコスプレ的に製作されるが、これは本人の祖母が母親に贈ったかなり高価な打掛だったとのことで、それを切って衣装にしてしまったらしい。

氷上を普通では経験できないスピードで引き摺られる。氷の表面は意外とザラザラしているので、か弱い着物の生地はひとたまりもなく、さぞつらいに違いない。また、小刻みに進むとき、スケート靴のエッジが当たっているのも見逃せない。途中で冷たい氷の上に脱ぎ落されるのも可哀想だ。こんな使いかたをされるとは思ってもみなかっただろう。