クリーニング店

クリーニングしてもらうと、衣類たちは積もった汚れがすっかりきれいになるので快適だろう。あらゆる種類の汚れもプロに任せれば綺麗にしてもらえる。どのような状況であっても諦めないでクリーニングに出していただきたい。

しかし、ファストクロージングなど購入価格が安いものの場合は、クリーニング代のほうが高くつくからという理由で、そのまま処分されてしまうこともあるから悲しい話だ。

学校制服ではドライクリーニングを指定しているものも多いが、クリーニング代を惜しんでのことか、汚れが頻繁であるためか、家庭の洗濯機で洗われてしまうものも多い。

また、クリーニングに出してもらえたは良いが、いつまで立っても引き取りに着てもらえない衣類たちは意外と多いようだ。保管の期限には特に決まりはないそうで、連絡が取れず、長い年数を過ぎたものは処分されることになろう。せっかく綺麗にしてもらえたのに、そのまま処分されてしまうとは哀れとしか言いようがない。

<トピックス(別館)>-洗濯/クリーニング


2023/05/27 Dちゃん様よりご投稿

 ご無沙汰しております。先日面白い経験をしてきたのでご報告いたします。

なにか衣類に関する体験ができないかなと考えていたところ、クリーニング工場でのアルバイトを思いつきました。

しかしながら、普段はフルタイムで仕事をしていますので、アルバイトしたくてもする時間はありません。そこで思いついたのが人材派遣会社経由で1日だけ、しかも普段の仕事が休みの時にできれば多少なりともお金が貰えて一石二鳥ではないかと考えました。

 

思い立ったが吉日、早速人材派遣会社に登録、1日だけ単発のアルバイトで検索をすると数件出てきました。「ホテルのシーツやタオルをクリーニングする仕事」は何件もあるのですが、いわゆる一般衣料のクリーニングの仕事はなかなか出てきません。

粘り強く気がついた時に検索していると先日、都合の良い求人が出ていました。

「かんたん軽作業、洋服をハンガーにかけたり、洗濯機に入れたりするお仕事」

どうやらチェーン店のクリーニング工場での作業のようです。エントリーをすると直ぐに採用のメールが来ました。これで晴れて1日だけ働くことができる事になったのです。

 

当日、少し緊張しながら工場へ。女性中心に3〜40人ほどが働いている工場のようで、始業まで控室で待機。始業時間になると教育役の男性に連れられ作業に取り掛かります。

最初に任された作業は、洗い上がったYシャツを並べる作業です。

洗濯機の中で絡み合ったYシャツをプレスしやすいように襟を揃え、重ねカゴに入れていきます。

Yシャツじゃあ面白くないなぁ…と思いながらもひたすら並べます。並べている横では、ハンガーにかかった洋服がコンベアで流れているのですが、よそ見をしている暇はありません。この工程が遅れると次のプレスが遅れることになるので、慣れないながらも必死です。最終的にはプレスを担当しているオバサンに手伝ってもらい一段落となりました。

 

次は、洗いを担当してほしいと言われ、洗濯機の沢山並んだフロアに移動です。

こちらでは各店舗から運ばれてきたYシャツを洗濯機に入れる準備をした後、洗濯機で洗います。

ここでもYシャツか…と落胆。Yシャツのポケットに手を入れ異物がないか確認、10枚ごとにYシャツを束ねゴムバンドで止めます。

束ねたままYシャツを洗濯機に投入するのですが、1回の洗濯で15束(150着)を一度に洗います。洗剤、酸素系漂白剤、洗濯のりを入れて洗濯スタート、水温35度で45分で脱水まで完了します。

ひたすらこの作業をするのですが、Yシャツだけなので面白くありません。ふと工場内を見回すとワンピースやスカート等面白い衣類がありますが、担当ではないのが残念です。

結局、最初から最後までYシャツの担当をして終了となりました。良い経験になったと言えばそれまでですが、Yシャツはもう二度とやりたくありません、中々思い通りには行かないものですね。

(うら爺コメント:たいへん興味深いレポートありがとうございます。クリーニングについては関心はあるのですが、見学する機会すらなく未知の世界です。

やはり仕事に入るからには希望の衣類を相手にしたいところですが、Yシャツ担当ということは、Yシャツが未経験者には比較的扱いやすいということでしょうか。逆に言うと、ワンピースやスカートなどはそれなりに熟練したスタッフが扱うということで、衣類たちも手厚くクリーニングされているわけですね。女性用のブラウスなどは含まれなかったのでしょうか。

そういえば以前、何気なくハローワークの求人広告をみていたとき、羽田空港での仕事で、某航空会社のスタッフ制服のクリーニング取り継ぎ窓口担当という仕事がありました。パイロットやCAたちが持ち込んできた制服を受け取ってクリーニング会社へ引き渡すという業務です。CAが着倒した制服に一瞬でも触れることができると思うとちょっとドキッとしました。ポケットに物が残っていないかあちこちまさぐることになるでしょう。ときには、汗染みや飲食物の汚れのシミ抜きをしてほしいと、スカートを広げたり、ワンピースを裏返したりするかもしれません。

でも、Dちゃん様のご投稿を拝見して、CA制服担当は女性に任され、男性はメカニックの油に汚れた作業着ばかり受け取るのかもしれないなと思いました(笑)。)