中華航空

中華航空(China Airlines-Taiwan)

現行制服(2015年8月~)

現行制服は2015年8月から採用。

ジャケットを脱ぐと、半そでワンピースの上にベストを着用したスタイルになる。ベストの色柄とワンピースの袖が同じ色なので、重ね着すると一体化して見える。

ワンピースは右前裾と左後裾にベント(スリット)があり、タイトな形状のスカートを活動的にしている。総裏で袖まで裏地が付いている。

CAのランクは制服の色の違いで一目瞭然だ。

画像:Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

画像:Travel Watch


↓ベストを脱ぐとシンプルなワンピーススタイルになる。ワンピースは背中のジッパーで着脱する。背中のジッパーはコンシールではなく、はっきりそれと分かるデザインになっている。写真のCAのジッパーは上まできっちり閉められていないが、それはわざとなのだろうか?


↓台湾のオークションサイトに出品されている一般格CA制服。16,000元。保管状況が悪かったのか、全体シワシワだ。



↓こちらも出品されている制服で7,900元だが、袖が破れ、裏地にも擦り切れなどがかなり多い。CA業務で相当酷使されたのだろうか。

↓右脇に裂け目ができている。


↓裾のベント(スリット)当たりの裏地も破れやへたりが激しい。




旧制服(2007年~2015年)

2007年~2015年に採用されていた制服。チャイナドレス風のワンピースの上にベストとジャケットを着る。ブルー系とピンク系の2種類ある。やや厚手生地だ。

画像:Travel Vision



旧制服(1996年7月~2007年)

1996年7月~2007年採用の制服。中華航空CA制服としては、現在でも人気がある制服で、私も大好きなタイプである。同じデザインでパープル系とブルー系の2種類ある。

裏地にはすべすべのレーヨン生地が使われていて、しなやかな表地も含めて、ワンピース、ベスト、ジャケットともに柔らかで優しい質感である。

上級格のCAは同じデザインだが、地模様が入った生地のものを着用する。

 

デザイナー:ファーイースタン・テキスタイル社

支給品目:ジャケット(夏用・冬用)各4着、ワンピース4着、ベスト4着、コート1着、エプロン4枚、ストッキング1足、ハイヒール1足、ローヒール1足、ショルダーバッグ2個、ガーメントケース1個(ストッキングとガーメントケースは自己負担となるが、それ以外は会社支給)

Data:『スチュワーデス制服図鑑』(イカロス出版1999/12/25)

↓乗務に際して、パープル系とブルー系を好みで選ぶことができる。

↓ワンピースの襟はチャイナカラー。


↓チャイナドレス風のワンピースの両裾には短いスリットがある。裏地は表地と同系色。


↓ロングコートは生地たっぷりで、胸元にはチャイナドレスを思わせる紐飾り留めがある。

画像:ヤフオクkurokamome_9706



↓台湾のネットオークションに、あちこち切り裂かれた制服が出品されていた。廃棄処分される途上で救出されたのだろうか。中途半端な切られ方が、いっそう哀れだ。





↓左のCAは、脱いだジャケットを椅子の背もたれに適当に放り出して腰掛けている。ジャケットがどうなろうと気にならない様子だ。

おそらく椅子に腰かけてから、ジャケットを後ろに脱ぎ落したのだろう。のけぞるように背もたれに掛けられ、裏地が晒されている。このCAはこのような脱ぎ方が癖になっていて、ジャケットはいつも同じ目に遭っているに違いない。スカート後ろ裾も横にはみ出しているがこれも気にならないらしい。


旧制服(1991年~1995年)

1991~1995年採用のCA制服には、ピンク系とブルー系の2種類あった。洋風のダブルのジャケットにチャイナドレス風のワンピースを合わせる。チャイナドレスの面影があるのは、何世代も前からの伝統である。

画像:摩天楼


画像:摩天楼



↓袖まできちんと裏地がつけられている。



画像:ヤフオク h1142878283