舞台衣装 American Burlesque特設ページ(R18)

アメリカン・バーレスクは、パフォーマンスの途中で、衣装をひとつずつ派手に脱ぎ捨てるステージが特徴だ。ストリップショーに似ている。ステージ用に作られた衣装や、街に出てもおかしくない衣装など様々な衣類が登場する。

日本にもバーレスクと称するステージはあるが、アメリカンとはかなり印象が異なる。衣装が可哀想に感じるのは、圧倒的にアメリカンのほうである。

 

パフォーマンスは大胆である。衣装は、普通に女性に着られている衣類では想像もできないほどに引き摺られたり、振り回されたりする。いやらしい挑発的なポーズにさらされたりもする。

踊りにあわせて苦痛を強いられた衣装は、少しずつ、玩具のように玩(もてあそ)ばれながら脱がれていく。

女性の身体から離れた後も、振り回されたり引きずられたりすることがある。そのあと邪魔者だと言わんばかりに一気に放り出されるが、叩きつけるように投げられたり、蹴飛ばされたりする。そうして、パフォーマンスが終わるまでステージの片隅に放置される。放り投げられた衣装が、床に落ちて微かにバウンスする姿も痛々しい。放り出されるとしばらくは休めるかと思いきや、脱ぎ落される場所が悪いとたびたび蹴られたり、ピンヒールで踏まれたりする恐怖に耐えなければならない。

  

衣装たちはダンサーに袖を通されるたびに、「今日もまた辛い時間が始まるのか」と身を固くして絶望的な気持ちに沈むだろう。ダンサーに着用されている間は、ステージを引き摺られまくったり、勢いよく振り回されたり、捲りあげられたり、何をされようともじっと耐えるしかない。激しく振り回されるときの風を切る音や引きずられているときの衣擦れの音は、音楽と歓声にかき消されてしまう。ときどき糸が切れる音がしても、誰も気に留めてもらえない。そもそも衣類たちの悲鳴やうめき声に耳を傾ける者は、そこにはいない。

 

嬲(なぶ)りものにされる衣装は、それでも、あくまでパフォーマンスを盛り上げるための添え物に過ぎず、観客はみな、ダンサーに注目している。衣装たちは孤独だ。誰にも助けてもらえない。そのようなステージで振り回されて、投げ捨てられた衣装たちは、何を想うのか。

 

これら衣装は特殊な環境下に置かれているものかもしれないが、衣類であることに変わりはなく、それを想うと、一般の女性たちに普通に着られている衣類たちが如何に幸せであるかと考えてしまう。

いやしかし、見方を変えると、バーレスクの衣装たちは、苦痛に耐えているところを大勢の人の前に公開されている。その惨めさはあるかもしれないが、そのおかげで、世界の中には一人や二人は、私のように哀れみの気持ちを持って見つめる人もいるだろう。一般女性たちに着られている衣類たちはそうしたチャンスもほとんどなく、秘かに虐待を受けなければならない。どちらがいいのか、また考え込んでしまう。

 

なお、紹介している動画について、一部に視聴者を選ぶものがあるので、お子様には見せないように配慮願いたい。加えて、衣装はかなり早い段階で脱がれてしまうことが多いので、「着衣ファン」には物足りないかもしれない。あくまで、衣装の扱われ方に注目していただきたい。

 


きれいな裏地付きのコートだが、途中で脱いで乱暴に放り出されている。

コートではないが、スーツ上下はじめ着衣が乱暴に脱ぎ捨てられる。



スーツの上着が雑に脱がれ、袖が裏返ったまま振り回されて、放り投げられる。

ドレスのスカートはダンスの引き立て役に過ぎず、結局、脱ぎ捨てられる運命だ。



白衣がオモチャにされ、束ねて振り回される。スカートも脱ぎ落される。

コートがどさっと落ちる様子が悲しい。



ドレスがさんざん振り回され、引き摺りまわされる。

サテンの衣装が、いろいろな役をさせられ、蹴飛ばされる。



思いきり蹴り飛ばされるスカートが哀れだ。

投げ出された衣装がステージ上に残り、誰にも注目されていないのが惨めだ。



可愛らしい衣装も容赦がない。マイルドなほうだが、玩ばれた挙句、片隅に放り出される。

脱ぎ捨てられた後でさえ、まだパフォーマンスに付き合わされる。



ショールはよく使われるアイテムだが、ここでは最後で玩ばれる。

ガウンが捲られたり閉じられたり、チラリズムを演出し、最後にはあっさり投げ出される。



ジャケットはすぐに脱ぎ捨てられ、ワンピースドレスは蹴り飛ばされる。

脱ぎ捨てられたスカートが踏まれ続け、落ちていたエプロンが蹴飛ばされる。



生地たっぷりのガウンが引きずられながら、いやらしい行為に付き合わされる。

青い光沢ドレスの裾が引きずられまくる。白い裏地は汚れで黒ずんでいるだろう。



上着を脱ぐとき、両方の袖が裏返しにされたまま、椅子に掛けられる。

裾も気にせず腰掛けられるファーコート。その直後に脱ぎ捨てられる。ワンピースも開かれてぶん投げられ、バッグすら玩具にされる。



フレンチカンカンのスカートが、最後に脱ぎ落され、蹴飛ばされる。

カンカンで捲りあげられた上に、スカートが乱暴に脱ぎ捨てられる。



裏地が美しいマントが少し引きずられるが、意外とあっさり脱ぎ落される。

脱がれたドレスが引っ掛かったように蹴飛ばされる。



美しい光沢のドレスが後半では脱ぎ捨てられるのかと思うと胸が痛む。案の定、脱ぎ落されて蹴飛ばされる。

ショールが効果的に使われている。裏地がドレスの色と同じでおしゃれで、投げ出された後も横たわっている姿ばかり見てしまう。



ジャケットの片袖が裏返り、ぶんぶん振り回された挙句、壁にぶつかるほど勢いよく投げ出される。

生地たっぷりのつるつるサテンガウンが、脱ぎ飛ばされる。



光沢生地のケープとフレアスカート、白いブラウス。いずれも脱がれた後でぶんぶん振り回される。スカートは一枚の布になる。

コートが衣装だが、ステージも地味で、最後も意外にあっさりした脱ぎ方をされる。裏地をもっと見せてほしい。



毛皮の襟巻きがさんざん振り回される様子が悲しく、しかも足を持って回される瞬間もある。ドレスも脱がれたら蹴飛ばされるのかと思って観ていると、可哀想さが募る。

異国の地で、このようなステージに使われる花嫁衣装の打掛はどんな気持ちだろうか。



つるつるサテンのドレスもバラバラに脱がれていく。脱ぐために着られている衣装は可哀想だ。

脱がれたドレスがしばらく引き摺られ、舞台袖で蹴飛ばされる。ドレスはヒールに引っ掛かっている。



赤ずきんちゃんがモチーフ。赤い光沢ガウンが投げ出された後、ステージ横で広がっている様子がたびたび映る。

衣装はサテン光沢ドレスなのだが、カメラワークが悪くて、全体がほとんど映らない。衣装が軽視されている証拠だ。



赤いつるつるサテン光沢のガウンがあっさりと脱ぎ捨てられるが、ステージ終了後にはきちんと羽織って舞台から捌(は)けているのに好感が持てる。

男性ダンサーに婚礼打掛衣装が着用されている。中に着ているのは、留袖を改造したものだろう。いずれも痛めつけられ方は控えめだ。



ドレスの中にジャケットが隠されている。ドレスの中でもずっと腰にぶら下げられて揺れていたかと思うと哀れさが募る。

ベルベット調の衣装。マントが振り回されて最後に脱ぎ落され、ステージの奥に放置されている。




Japan/China Burlesque

サテンのロンググローブ(手袋)もよく使われるアイテム。咥えて脱がれ、いやらしい演出ののち捨てられる。ドレスはあまり見えないが、裏地も美しい。扱いが丁寧でよかった。

チャイナドレスのジッパーが、観客を焦らすように開かれていく。全開にされ、勢いよく投げ出される様子が哀れ。



チャイナドレスが、少しずつジッパーを上げられ、スリットが開かれて、いやらしいポーズに付き合わされる。サテングローブも股間に擦り付けられる。

外国人にこのような場で着物を使われると、なぜか哀れさがいっそうこみあげてくる。



振袖と長じゅばんが演出に利用されている。脱ぎ落し方はずいぶんとマイルドだ。

羽織った状態の振袖や着物がさんざん振り回される。脱ぎ方はやはり比較的マイルドだ。



振袖の袖は振り回され、裾は引き摺られるのが宿命だ。下の着物は裾が開かれて縫い付けられている。赤いしごき帯のようなものがたびたびヒールで踏まれている。

光沢の強い白無垢の花嫁打掛だが、終始、スクリーンのように使われる。素肌に纏われている打掛はどんな気持ちでいるのだろうか。本来の使われ方とは異なる目的外使用に萌える。



Geisha night

晴れ着であるはずの振袖がこのようなステージ衣装として使われている。きれいな女性たちに着てもらえて、振袖もさぞ喜んでいるだろう。

間違いなく、すべての観客は女性を見て興奮する。私だけが着物を見て興奮している。





神楽Ch紹介PV



Pole dance

派手な襟が縫い付けられた振袖によるポールダンス。途中で裏に連れていかれた振袖は、きちんと畳まれるのだろうか。ポールダンスの動画は、ダンス/舞踊のページも参照のこと。