ダンス/舞踊

概要

舞踊やダンス用に作られた衣装もあれば、もともと日常着に使われる衣類を着用して踊るものもある。激しい動きで大きく揺らされる衣装/衣類たちが、苦しそうに見えるときがある。そんな中で汚されたり破れたりすることも多い。

 

民族舞踊を中心に、舞踊を見せるために作られた衣装は、美しい女性に纏われ、それが最も優雅に、かつ格好よく見せてくれるので幸せなのかもしれない。なかには激しい動きに耐えなければならいものもあろうが、そのために生まれてきた衣装ならば本望なのかもしれない。汗にまみれ、脚で蹴りあげられ、床に打ち付けられ、引き摺られたりするが、それは宿命なのだ。

ただ、これだけ頑張って、踊り子に尽くしたのだから、大切に扱ってもらいたいと思う。

 

一方で、可哀想度がいっそう募ることがあるのは、本来、舞踊用に作られたものではない衣類を着て踊っている場合である。日常着や学校制服を着て、普段では想定されない激しい動きをされたり、上着や着物を小道具として使っていたりするのを見ると、とても哀れに思えてしまう。縫い目なども耐えきれずに裂けてしまうかもしれない。