自転車

お尻とサドルの間に敷かれるスカートなど。

車輪に巻き込まれるスカート、コート、ストールなど。

巻き込まれずとも、すぐそばで高速回転する車輪の恐怖。

自転車のカゴに押し込まれる上着やコート。さらにその上にバッグを置かれる。


サドル

フレアのミディスカートの場合、生地をお尻に敷いてサドルに座っても、左右の生地がかなり風になびく。堅いサドルに押し当てられるスカート生地のダメージが心配である。

また、ドレスガードがない場合は、スカートの裾が後輪に巻き込まれることもあるから要注意だ。


女子高生などはスカートの下にいわゆる「見せパン」(他人に見られても問題のないショートパンツ)を穿いていることも多く、そのためスカートが煽られて捲れることも比較的平気なのだろうか。昨今では制服のスカート丈が短いこともあり、生地をお尻の下に敷かないで乗ることも多いようだ。その結果、スカートは奔放に風に煽られることになる。

しかし、お尻の下に敷いてサドルに座る場合はプリーツが潰されてしまうので、どちらが良いか一概に言えない。

画像:パンだチラリ

画像:セクロス

画像:mighty☆ss40tブログ


歌手のテイラー・スイフトが"Begin Again"のミュージックビデオを制作したとき、水色のブラウスと花柄のフレアスカートを着て、自転車でパリの街を走る様子が撮影された。

スカートの生地をお尻に敷いてサドルに座っている。スカートは表地がさらっとした生地だったこともあり、裏地がベロベロ見えてしまっている。さすがに優雅な姿であるが、裾が後輪に巻き込まれないかハラハラさせる光景でもある。

画像:Taylor Swift Music Video "Begin Again" making 2012



ドレスガード

女性が乗る自転車には、後輪部分にドレスガードと呼ばれる巻き込み防止のパーツを取り付けるべきである。婦人用の仕様車には標準で装備されているものが多いが、無い場合でもオプションで装着できる。

これがないと、スカートやコートなどがが後輪に絡み付いてしまい、非常に危険であると同時に、巻き込まれた衣類が酷く汚れたり裂かれたりする。

衣類にとっては、ガードが付いていても、すぐ間近で車輪が高速回転しているのは怖いに違いないのだが、巻き込まれるよりははるかにマシであろう。

画像:ブリジストンサイクル

http://www.bscycle.co.jp/items/bicycle/ebridge/



トップチューブ付き自転車に乗ると

トップチューブがある自転車に、スカートを穿いて乗ろうという女性はほとんどいないと思われるが、もし乗ると、スカートにとっても惨めな姿を晒すことになる。

画像:アルミのロバ 自転車記録

http://charilo.blog.jp/archives/902933.html



後輪に巻き込まれたスカート

後輪にロングスカートが巻き込まれた例。裾は激しく切れ、油でべったり汚れてしまうので、スカートの修繕はほぼ不可能である。車輪から衣類を取るために、衣類のほうを切り裂かなければならない場合も多い。自転車の巻き込み事故は人間が見無傷で済んだとしても、衣類にとっては重傷であり、結果を考えると処刑に等しい。

ネット上には、スカートやコート、ストールやマフラーなどが無残に巻き込まれた様子が、たくさん報告されている。悲惨な事故なのになぜか誇らしげだ。

画像:ぎゅってWeb

https://gyutte.jp/100475


スカートの捲くれ対策

ロングスカートで自転車に乗るときの悩みとして、スカートが煽られて捲れあがるというものがある。それを防止するため、女性たちはクリップで裾どうしを留めるなど様々な工夫をしているが、ブログで写真のようなアイデアを見つけた。

ロングプリーツスカートだが、夫のYシャツの袖をたくし上げるクリップ(アームクリップ/シャツガーター)を使った例である。

スカートたちが、短時間であれ、クリップで留められている姿は良いのか悪いのか。不慮の事故から守るためだと思えば救われるか。