廃墟に放置されている衣類

夜逃げした個人宅や商店、閉鎖された施設(病院/テーマパーク/ホテル/結婚式場/劇場/社員寮)など廃墟になった建物に残された様々な衣類たち。

場所によって、様々なパターンがある。

 

個人宅・社員寮:私服や学校制服

病院:ナース服や白衣

結婚式場:貸衣装(和装やドレス)

呉服店:和服

テーマパーク:制服やステージ衣装

劇場:従業員制服やステージ衣装

飲食店:ウエイトレス制服

ホテル:従業員制服

制作中


医院

閉院になった医院の看護師ロッカーに、ナース服が数名分残されている。これらは看護師たちに貸与されていたものだが、もう二度と着られることはないのだろう。備品とともに処分されてしまう運命なのだ。

画像:支店タカハシ ブログ



ホテル

廃業したホテルに残されていたスタッフの制服たち。きちんとクリーニングされているものもあって、次に使ってもらえる時をじっと待っているが、二度とその日は訪れない。

画像:撮影に、林道に・・・ ブログ



リゾートホテル

倒産したリゾートホテルに置き去りにされた従業員の制服と、結婚披露宴用のブライダルドレス。にぎやかな環境の中で笑顔とともに活躍した日々を胸に、いまは静かな廃墟で眠るのみだ。

画像:もも’sぶろぐぅ



テーマパーク

ロシアをテーマにした観光施設だったが、経営不振で閉鎖された。民族衣装風のスタッフ制服やステージ衣装が大量に放置されている。誰かに引きずり出されたのか、屋外に打ち捨てられたスタッフ制服は風雨にさらされて惨めな姿だ。

画像:撮影に、林道に・・・ ブログ

画像:ネットブログ



呉服店

廃業した呉服店はすでに荒れ放題。訪問着を着付けてもらったままのマネキンが引き倒されて、埃だらけだが、もう誰にも助けてもらえない。美しい和服もこうなると、ゴミでしかない。貸衣装として使われていたらしい花嫁衣裳も無残に放置されている。不法侵入者にも面白半分に陵辱されてしまう。

画像:十蘭草堂ブログ



個人宅

引越しするときに連れて行ってもらえなかったセーラー服は、持ち主を恨んでいるだろうか。薄暗い部屋で、怖い思いをして過ごしているはず。なんとかまた再利用されれば良いが。

画像:Don't think. Feel! ブログ



廃業ホテル

企業が廃業すると、従業員たちの制服は取り残される運命だ。資産価値ゼロでゴミ扱い。誰にも見向きもされず、積み重ねられて放置される。

一方、廃墟をラブホテル代わりにしたり、エッチな行為に利用する輩も多いらしく、学校制服が持ち込まれ、凌辱される。寂しく不気味な環境に残された制服は、どれほど心細い気持ちでいることか。おまけに磔(はりつけ)にされて、恥ずかしい格好を晒されている。