リサイクル


リサイクルシステム


供養すると称して

画像:はまぞう窓際日記

https://bpprt344.hamazo.tv/e6554801.html

モデルチェンジして不要になった女子社員の旧制服を、供養祭と称して、RPF製造プラントに投入。10数分後には再生可能エネルギーとしてRFP固形燃料にされてしまった。

 



CA制服 リサイクル

KLMオランダ航空 不織布

KLMオランダ航空の制服リサイクルの取り組み。

上着もスカートもブラウスも古いものはみな返却されてくる。

返却された古い制服に新しい命を与えると言うが、回収場所に乱雑に放り込まれた制服は己の最期を感じ取っただろうか。ブルドーザーで土砂扱いされたときは、情けない思いをしたに違いないし、シュレッダーで切り刻まれるときは痛さで耐え切れなかっただろう。そのとき意識が遠のいて失神していれば、その後に待っている地獄の苦しみも何とかやり過ごすことができるので、いくらか幸せかもしれないが。

https://www.youtube.com/watch?v=JxVJhJv7IA0

 

作業は極めて事務的、機械的に進められていく。

フライトでこき使われた制服たち、ズタズタにされてしまった今では、プライドもズタズタだろう。

上着もスカートもブラウスも一緒くたにされていて、バラバラの状態となり、CA制服の面影も無くなる。近くでよく観ると、おそらく生地質や縫い目などで辛うじて制服だったと感じることができたかも知れぬが・・・。

このあと粉砕処理されて、見る影も無く不織布になるのである。

不織布としてのクオリティを高めるために、ボタンやジッパーは最新の技術確認により取り除かれているらしいが、できることなら、制服たちの苦痛をいくらかでも和らげる研究もしていただきたいところである。


KLMオランダ航空 インテリアカーペット

乱雑に積み上げられているのは、集められたKLMオランダ航空の古い制服である。上着やスカート、コート、そしてブラウスまでも徹底して回収された。現役で活躍させられていたころは、制服たちもそれなりに頑張ってCAたちに奉仕してきたつもりだったのに、不要品となったとたんこの扱いである。

KLMのCAが嬉しそうに腰を下ろしている下には、何百着もの旧制服たちが泣き呻いている。彼女にはそれが聞こえないのだろうか。彼女に着用されている新制服にはその叫びが明らかに聞こえている。いずれ自分もこのような目に遭わされるのかと思うと、恐怖でいっぱいになったであろう。

あちこちで裏地が垣間見え、ブラウスらしきものが埋もれているのも見える。

これら中古制服はばらされて糸を紡ぎ出され、航空機のビジネスクラスのカーペットに供される。リサイクルされたのちも人間たちに踏まれる運命というのも哀れである。

http://www.jongeriuslab.com/work/klm-world-business-class-cabin-interior-carpet



日本旅行 スタッフ制服アップサイクル

2023/03/07 トラベルボイスより

「日本旅行の店舗スタッフの制服が、オリジナルコースターとして生まれ変わった。コロナ禍で店頭の旅行販売が対面型からオンライン型へ急速にシフトしたなか、同社は各地でリアル店舗の出店規模を縮小。役目を終えた約1トンに及ぶ約1000着の制服をグループ全体で回収し、約7000個のオリジナルコースターとして再資源化した。(以下略)」

↓ジャケット、ベスト、スカートはタイトとAライン2種類あるようで、ジャンパースカートもある。もちろんリサイクルされるのはブラウスの長袖と半袖とも、スカーフも色違いで2種類あるらしく、そしてカーディガンも含まれる。

そんな中でブラウスは一人に複数支給されただろうから全体の量も多いはずだ。

↓このような画像を見ると胸がチクッとする。トラベルボイスの記事には「役目を終えた」とあるが、ほとんど袖を通されなかった制服もあるはずで、果たしてすべてが寿命を全うしたと言えるかどうか。もちろん無碍に焼却処分されるよりははるかにマシだ。

動画にも出てくるが、段ボールの内容物の表記が生々しい。撮影用に引っ張り出されて積み上げられた制服たちも、このあと箱に押し込まれたのだと思うとやるせない。


観光経済新聞によると、リサイクルとは呼ばず、アップサイクルと言っている。アップサイクルとは、「創造的再利用とも呼ばれ、役目を終えた製品を、より良い品質と環境価値の新しい材料または製品にアップグレードして役立てるプロセスのこと」だそうだ。

使用された制服がコースターにされるのはアップグレードだという。

同記事には実際に制服を着用していたスタッフの声が紹介されており、「私たちが大切にしてきた制服にはスタッフそれぞれの思い入れがあります。

私たちは制服と共に、日々店舗にお越しくださったお客様をお出迎えし、ご旅行のご相談から「行ってらっしゃいませ」とお伝えするまで一緒にお支えします。ご旅行後にはお客様の楽しい旅の思い出を一緒に聞くこともありました。

お客様への感謝の想いが込められた制服がオリジナルコースターとして生まれ変わり、少しでも社会の役に立てることを嬉しく思います。」と記されている。

スタッフと一緒に頑張ってきた制服たちが聞いたら涙を流すだろう。特にスカートは尻に敷かれるのと熱いカップに敷かれるのとどちらが幸せだろうかと思ってしまう。