パーティドレス


シルバーサテン 五部袖ロングドレス

歩くと裾を引き摺るほどの超ロングドレス。屋内で使われたとしても、裾の汚れは半端なくひどい。か弱いサテンなので、傷みも速いだろう。これほど長い着丈のドレスは、一般的には楽器や合唱の演奏会の衣装として使われることが多い。

写真のドレスはハンドメイド品で、とてもしっかりした造りだ。ちなみに着脱は背中ジッパーによる。



ピンク オフショルダードレス

肩紐で吊るすタイプ。スカート部はフレアだが、前部分には丈の短い布がオーバーラップしている。米国などでは、この手のデザインのドレスが、プロムドレスとして学校の卒業記念パーティなどでティーンエージャーによく着られているようだ。となると、ほとんどが使い捨て状態だとなる。

さらに、欧米では、プロムドレスラグビーと称して、このようなドレスの古着を着てラグビーの試合をやるというイベントがある。激しい試合の中でドロドロ、ボロボロにされるドレスたちの様子は、静観できない残酷さがある。



エメラルドブルー スリーブレスドレス

胸元はカシュクール(和服のような合わせ方)で、スカート部は前に細かなタックプリーツが取られている。表地はサテン生地だが、少し薄手で頼りない。写真はパニエを入れて撮影しているので、スカート部が少し膨らんでいる。この手のドレスだと、もっと控えめなパニエにするか、むしろ入れないほうがスリムに見えるだろう。



ブルー花柄ドレス

光沢のある花柄の表地に、つるつるのサテン生地が裏から添えてあり、さらにキュプラの裏地が付いている凝った仕様のドレス。かなり派手な柄なので、実際の着用シーンとしては、ピアノなどの演奏会ぐらいだろうか。


花柄の表地の下に、肉厚のつるつるしたサテン生地が付いている。表地じたいに光沢があるが、その生地を通してサテン生地がうっすらと透けて見え、きらびやかな輝きを増している。

さらにその下の脚に触れる部分には、別のキュプラ裏地がある。こちらはしっとり柔らかですべすべした生地で心地よい。



シルバーストライプ サーキュラードレス

本体はの表地は重厚な厚手サテン生地でできていて、肩の部分はべどらの布で覆われている。スカート部は大きく広がるサーキュラーだが、前後の裾が少し長くデザインされている。

裏地もツルツルの生地で、全体的に少し重いドレスだ。



光沢ブルー フレアパーティドレス Laura Ashley

英国製のパーティドレス。ややハリのある強い光沢の生地が使われている。大きなパフスリーブ(膨らんだ袖)と、いっぱい広がるスカート部という、英国の伝統的なシルエットだ。裏地はなく、ペチコートを下に着用する。パニエも入れると、スカート部が大きく広がって綺麗だろう。

ただ、シワになりやすく、それを取るのもたいへんなので、扱いは難しい。